今日は湿潤治療について紹介したいと思います(^^)！
けがはしないのが一番ですが、元気よく過ごしていく中で怪我は
どうしてもしてしまいますよね…
ではまず、湿潤治療とはなんなのか。読んで字のごとく、
従来のように乾かさずに潤す！ぬるぬるさせておくということです！
この治療を行うことで傷跡が残りにくく、早く治すことができます。
これまでは、「傷？消毒してかさぶたができれば治るでしょ？」
というのが今までの考え方だったと思いますが、
まずは思い切った発想の転換が必要です！
湿潤治療ではかさぶたができません♪
では湿潤治療はどんなものに効果があるのか、
⒈ すり傷
⒉ 切り傷
⒊ やけど・低温やけど
⒋ 靴ずれ
以上のようなものに効果を強く発揮します。
対処の仕方としてはまず最初のステップとして、傷口をよく水洗いします。
ここで重要なのは、傷口に消毒液を使わないということです。
あくまで水洗いをします。消毒薬は、ばい菌と皮下細胞組織とを区別できず、
怪我でむき出しになった皮下細胞もろとも殺してしまい、
人体の細胞はばい菌よりも弱いため化膿しやすくなってしましい
あまり好ましくありません。
傷口の汚れや、土や砂をしっかりと水で洗い流すようにします。
水気をしっかり取った後に血が止まるまで押さえておき、
乾燥を抑えるために、ラップに白色ワセリンを塗ったものを巻いておく。
もしくは湿潤治療ようのバンドエイド、被覆材で処置して、必要に応じて
サージカルテープで固定します。この時ガーゼは使わないようにします
乾燥し傷口に張り付いてしまいます。剥がす時の痛みはご存知の通りです…
その後、１日一回交換し傷周辺を洗うようにします。
この手順で傷跡が残りにくく早く治るようになります！
使用する救急セットとしては、水、湿潤療法用の被覆材
（キズパワーパッドなど、普通のバンドエイドに白勝ワセリンを塗ったもの）、
プラスモイストヘモスタパッド（止血が必要な場合など）、
ラップ、白色ワセリン、サージカルテープなどがオススメです。
詳しい内容は下記の参照に掲載してあります。
最近ドラッグストアに行ったのですが、コーナーを設けて
湿潤治療セットがおいてあるところもありましたよ♪
※感染が見られる傷、熱や腫れなどの異常が見られる傷、
感染の可能性のある傷（深い刺し傷や動物に噛まれた傷など）
は医師の診断を受けるようにしましょう。
参照：（夏井 睦 なつい・まこと 2016 Tarzan No.688 驚くほど早く治る湿潤治療のホント。）
記：園木（宏）
